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正論は、誰も幸せにしない。
正論は、伝わらない。

でもね。
正論はやっぱり正しい(当たり前だけど)
でも、正しいことなのに伝わらないのはなぜだろう?

それは…
それを(正論を)言う人が、相手に対して
「こっちは正しくて、そっちは間違ってる」とか、
「こっちは知ってて、そっちは知らない」等々…
内容そのものよりも、自分の正しさを主張しようとするから。
だから、相手はムカムカしてしまうんじゃないかって思う。

まぁ、「絶対に正しいこと」なんてないんじゃないかって思うし、
そんなこと主張する人がいたらそれこそ、怪しい!って思う。

でもね…
正しいことって、なんなんだろう?とか、
人間ってすぐに間違っちゃうよね…とか、
そんな、青臭いことを考えることって、
すごくすごく大事だと思う。

それを考えるためには、正論って、
はっきり言って無力だと思う。

正論には人を動かすチカラが足りない。
じゃあ、何が人を動かすのか?
何が、人を動かし、大切なことを、
真剣に考えるきっかけになりうるのか?

それは、物語だと思う。
虚構(嘘)の世界だと知っているのに、
いつの間にか主人公に自分を重ね、
悩んだり苦しんだり喜んだり、
読み終わった時にふと思う。

「何なのだろう?この感覚は?」

そこから考え始める。
人間って何?
生きるってどういうこと?
僕たちはどう生きるのか?
…等々。

物語の世界に生きるという疑似体験から
現実世界に帰って来た時、僕たちは
紛れもなく、虚構の世界を訪れ、そこに
確かに生きているのだ。

宮部みゆきの世界に、僕たちはハマる。
ありえない世界なのに、現実のように感じる。
自分じゃないのに、自分だと思える。

ちょっと長いけど、ハマってみるのも
悪くないと思う。

若き日の宮部みゆきの世界にハマって、
現実世界に帰って来た時に見渡す景色は、
きっと読む前とは違って見えるはず。

物語を通じて、「生きる」を考えてみて欲しい。

レベル7(セブン) (新潮文庫)