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電車の中で、涙を隠したのは久しぶりだった。

2018年本屋大賞受賞作。たまにはそんな、
メジャーでタイムリーな小説も読んでみよ
うかなと、軽い気持ちで手にとった本。

だけど、ヤラレタ…。
完全に、この小説に魅せられてしまった。

この本は、小説だ。
それもファンタジーで非現実的な世界が
描かれている。

僕たちの生きているこの世界では、そん
なことあり得ないし、起こり得ないよ!
というような世界。

でもね。

この本を読み終わった時、僕はこんな風
に感じたわけです。

もしかしたら、あるのかもしれない…
って。

心理学者ユングがずっと研究し続けてい
た、集合的無意識というテーマ。

集合的無意識とは、僕たちは(顕在)意
識と無意識(潜在意識)を持っていて、
その「無意識」は、他者の「無意識」と
繋がっていて…つまり、僕たちはみんな、
無意識という海(宇宙?)の中で繋がっ
てるんだよ、…というような考え方。

離れている家族が亡くなった時に感じる
「予感」とか、初めて会ったのに、どう
考えても初めて会った気がしない時とか
考えてることとか願っていることとかが
同時多発的に仲間同志で一致したり…等
、第六感や既視感、共時性などは、この
集合的無意識的に説明できると、ユング
は考えていたわけです。

この本を読み終わって、僕が感じたこと
は、そういうこと。

つまり、人と人との出逢いって、偶然
なんかじゃなくて、必然なのかもしれ
ない…ってこと。

あるいは、
もしもこの出逢いが必然だったら、ど
んなに素敵なんだろう!ってこと。

そんな風に思いながら周りの人たちの
ことを一人一人思い返してみて、何だ
かしみじみと、感謝してしまった僕で
した。

いやー、ホントに面白かった!
そして、最高に感動した!!!

かがみの孤城