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突然ですが、あなたは希望を持っていますか?
自分に対して、あるいは会社に対して。

「この国には何でもある。だが、希望だけがない」

村上龍の小説、希望の国のエクソダスに登場する言葉だ。

希望とは、可能性を感じること。
自分に、会社に可能性を感じる。
つまり自己肯定感、会社肯定感だ。

今ここにいる自分、今ここにある会社に
可能性を感じることができなければ、
自分の未来や会社の未来に可能性を感じ、
さらなる成長へと挑戦するための勇気は生まれない。

「社員がチャレンジしない」

多くのリーダーから、こんな相談をされる。

だけど、自分や会社に可能性を感じない限り、
挑戦する勇気は生まれないよね、やっぱり。

こんなデータがある。
日本青少年研究所が2010年9月〜11月に、
世界の高校生に行った「自己評価」に関する調査データだ。
米国と中国の高校生は自己肯定感(自尊感情)が強く、
日本高校生の自己評価が最も低い。
(以下の数値は「全くそうだ」の比率)

「私は価値のある人間だと思う」
日本7.5%、米国57.2%、中国42.2%、韓国20.2%。
「自分を肯定的に評価するほう」
日本6.2%、米国41.2%、中国38.0%、韓国18.9%。
「私は自分に満足している」
日本3.9%、米国41.6%、中国21.9%、韓国14.9%。
「自分が優秀だと思う」
日本4.3%、米国58.3%、中国25.7%、韓国10.3%。

こんな結果が出てた…。
ちょっとショックだよね。

会社だけじゃない。
このようなデータを見る限り、
僕たちを取り巻く環境は、人に可能性を
感じさせてないのかもしれないって、そう思った。

「どうしたら成果を出せるのか?」
「どうしたら部下に成果を出させることができるのか?」

多くの人から、こんな質問をされる。

僕の答えはいつも一つだ。

「社員が(部下が)、成果を出したいと思うこと」。

じゃあ、どうしたらそんな風に思えるようになるのか?
その答えも一つです。

「社員が自分に、会社に可能性を感じること」。

さてさて、くどいようだけど、ではどうしたら、
自分や会社に可能性を感じられるようになるのか?

それが「希望を配ること」だ。
希望って、持つものじゃなく、持たせるもの。
リーダーが部下に感じさせるものだと思う。

ナポレオンだって、こんな風に言ってる。

「リーダーの仕事は、希望を配ること」

なんか、かっこいいね。
数々の戦いで勝ち続けたナポレオンだったけど、
彼の率いる軍隊はなぜ強かったのか?
それは、彼が兵士たちに希望を配り続けたからだと思う。

イタリアでの連戦連勝の時、ナポレオンはこんな演説をする。

「攻勢に出よう。武器も食糧も敵地にある。
敵領の民衆を圧政から解放しよう!われわれは革命軍なのだ」

ナポレオンは、イタリアの封建制度を壊し、
イタリアの民衆に、フランスと同じような
「自由」と「平等」をあたえてやろう、って言ってるわけです。

自分たちは、価値のある仕事をしているんだ!
自分たちの戦いには意味があるんだ!!!

ナポレオンの演説に兵士たちは自己肯定感を感じ、
未来に可能性を感じながら戦ったんだと思う。

また、エジプト遠征の時にはこんな演説をしてる。

「ピラミッドの上から四千年の歴史が諸君を見下ろしている」

かっこいいよねー。
大きな大きな価値を、自分たちに(仕事に)感じさせる。
だからこそ、兵士たちは「挑戦する勇気」を持つ。
これが、ナポレオン軍が強かった理由なんじゃないかって、
僕は思うわけです。

リーダーの仕事は、希望を配ること。

含蓄のある言葉だなーと思います。

※注
ナポレオンの記述は、私の大好きな

世界史講義録」金岡新

より引用させて頂きました。