第1話 社長の仕事とは

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第1話

社長の仕事ってなんだろう

社長としての仕事ができない。

これまで何度もこの言葉を耳にしてきました。

でも、社長としての仕事ってなんでしょう。

ここを考えることから、このブログは始まります。

社長としての仕事は、「人の心を掴むこと」。

お客様や従業員はもちろんのこと、

会社に関わるすべての人たちの心を掴み、

一人でも多くの「ファン」を創ること。

そのための戦略を考え、実践すること。

それが、社長としてやらなければならない、

もっとも重要な仕事です。

「離見の見(りけんのけん)」という言葉があります。

今から600年以上前の室町時代に生きた芸能人、

日本の伝統芸能「能」を世に広めた偉人、

世阿弥という人の言葉です。

「離見の見」とは、

演じる者が自分を後ろから見る「視点」のこと。

つまり、観客の心を掴むために自分の振舞を後ろからコントロールする、

そんな「戦略的視点」を持つことが必要だということです。

社長の仕事も同じです。人の心を掴むこと。

お客様、従業員をはじめ、関わるすべての人たちの心を掴むために

自分の振舞を後ろからコントロールする、そんな「視点」を持つこと。

このブログでは、

どうしたら人の心を掴み、人を動かす経営ができるのか?

というテーマを分かりやすく解説し、

私が現場で目にした様々な会社の良い事例や

悪い事例なども例示しながら、

「心を掴む経営の手法」を体系的にご紹介していきます。

「心を掴む振舞い」が自然と身に付いている社長は、

「離見の見」として、自分を後ろから眺めるような

そんな気持ちで読んで頂きたい。

心を掴む振舞が出来ていないと感じている社長は、

まずはカタチから、簡単なことから実践してみるつもりで、

読んで頂きたいと思います。

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振舞の神様である世阿弥は、

おもてなしの神様でもありました。

この「振舞」という言葉は、

世阿弥の著書「花伝書」で初めて紹介されたとされ、

さらに「振舞」を辞書で引くと、

そこには「おもてなし」と掲載されています。

つまり、振舞の神様「世阿弥」は

「おもてなしの神様」でもあるのです。

世阿弥の振舞の心得は、離見の見。

つまり、

「人の心を掴むための戦略的な視点」を持って振舞うこと。

おもてなしも振舞と同じ、離見の見なのです。

お客様や従業員はもちろんのこと、

会社に関わるすべての人たちの心を掴み、

一人でも多くの「ファン」を創るために。

一人でも多くの社長が、人の心を掴む技術を獲得し、

「自信と誇り」を感じて仕事ができる、

そんな未来を創るために。

敬愛するすべての中小企業経営者たちに、

このメッセージを贈ります。

森憲一