ブログ

この本は、不登校という問題について
書かれた本だけど、でも、
僕たち大人の問題についてたくさんの示唆を
与えてくれる本だと思う。

この本を読んで考えさせられたこと、
それは、リーダーの条件について、だ。

だから、リーダーの条件について、
僕の本「仕事で一番大事なことを今から話そう」
に書いたことを、ここでご紹介したいと思う。

人は、必要とされることが、必要だ。

これは、僕が一番大切にしている言葉。
誰もが認められたい、必要とされたい、
誰かの役に立ちたいと願っている。
「ありがとう、あなたのおかげです」
「あなたがいてくれてよかった」
誰もがそんな風に思われたいと願っているのです。

スクールカウンセラーの森田直樹氏は、
こんな風に言ってる。

重要なのは、心にも栄養が必要なことです。
私はこの栄養を「自信の水」と呼んでいます。
子供達の心の中にはコップがあり、
このコップの中に自信の水が入っていると考えてください。
そして、子供達は、日々このコップの水を使って
生活をしていて、勉強に、部活に、先生や友達関係に、
この水を使っていると考えましょう。
自信の水を使うと同時に、子供たちは
周りの人たちに認められたり、親から愛情を受けたりして、
自信の水を補充しているのです。
こうして子供たちの心の中のコップは、
いつも自信の水が満たされている、
これが心の発達につながっていくのです。
(不登校は99%解決する・リーブル出版)

ここでは子供の心のことについて書かれているけど、
僕の経験からすると、
これは大人でもまったく同じだと思う。

僕たちは、日々職場や現場や、社会で活動する時に、
自分の能力について悩んだり、
与えられた仕事で成果を出そうと頑張ったり、
人間関係で悩んだりしながら、
この心の中にあるコップの水を使ってる。
そして、誰かに認められたり、褒められたり、
家族の愛情に守られたりして、
日々このコップの水を補充することで、
自分を支え、頑張って生きてるわけです。

だけど、この「自信の水」が足りていない状態だと、
頑張っても頑張っても身体や心が疲れてしまう。
やる気が出なくなってしまう。
人間関係だってうまくいかなくなる・・・と、
負のループにはまっちゃう。
子供だって大人だって同じだよね。
このコップを「心の栄養」で満たすためには、
やっぱり「自信の水」が必要だ。
誰かを必要とし、必要とされてるっていう実感が
すごく大事なんだと、僕は思うのです。

人は自信を持てるからこそ、努力できる。
チャレンジすることもできる。
そして、努力し、チャレンジするから、
成果を出したり能力を向上させたりできる。

でも現実は・・・。

2013年度の内閣府が発表した
「我が国と、諸外国の若者の意識に関する調査」では、
日本の若者(13~29歳)が、
「私は、自分自身に満足している」と答えた割合は45.8%。
70%を超える他国
(韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデン)に比べ、
すごく低いよね。
「どちらかといえばそう思う」を除くと、
その割合はわずか7.5%しかないことが分かった。

 

これらの調査を見る限り、
僕たちの国の若者はすごく厳しい環境で
生きてるのかもしれないって感じる。
人は、成長するに連れて少しずつ自信を失っていく。
受験とか、就活とか、結婚とか、
自信を失う原因なんて山ほどある。

でもだからと言って現実の社会では、
自信を失い、
チャレンジできないっていう人を待ってはくれない。

じゃ、どうしたら
「自分に自信を持つ」ことができるようになるのか?
どうしたら、
「今いる会社で自信を持つ」ことができるようになる
のでしょうか?

さっきも言ったけど、自信って、
誰かに認められたり、必要とされていると
感じることで生まれる。

「自分は、必要とされていると感じられる」こと。
僕はこれを「居場所感」って呼んでる。
「この会社が自分の居場所だ」って感じられるから、
人は自信を持っていられるわけです。

さてさて、ここからがリーダーの心得です。
リーダーにとって最も大切な仕事は、
部下たちに「自分は必要とされている」って感じさせること。
つまり「居場所感を感じさせる」ことだ。
森田先生の言葉を借りるならば、
心のコップを自信の水で満たしてあげること、ということです。
そう、「居場所をつくることこそが、リーダーの使命」なんです。

もちろん居場所は自分で作るもの。
自分の心身は自分自身で守るもの。

でも、リーダーとして必要なことは、
「部下に居場所を作ること」。

もしもあなたが自分で居場所を作って来たとしても、
部下にも「自分で作れ!」と言う、
そんなリーダーにはなるべきではないと、僕は思う。

本来の理想は、すべてのリーダーが部下に
「居場所」を創ってあげられること。
すべての人が「自分は必要とされているんだ」と感じられる、
そんな組織(チーム)を創ることなのです。

もちろん(何度も言いますが)、現実は違う。
自分を見失いそうになったり、
負けてしまいそうになることもあるでしょう。

ですがもしも、あなたがリーダーになった時には、
この厳しい現実を理想的な形に変えていって欲しい、
いや、変えていかなきゃならない。

たとえまだ、あなたがリーダーでなかったとしても、
来るべきその日のために・・・。

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

入社3年目からのツボ 仕事でいちばん大事なことを今から話そう

保存保存

保存保存

保存保存