
本の森027 となりのトトロ 宮崎駿(スタジオジブリ)
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Read More二人の子供に100回以上読み聞かせをしました(笑)
オオカミのガブと、ヤギのメイ。
この二人の織り成す友情の壮絶さ。
子供に読み聞かせながら、僕たち大人こそが感動し、
大人としての自分自身と向き合わせられる。
僕はガブで、僕の中にいる「良心」がメイだ。
僕はダメな人間で、でも心の中にはいつも良心がいる。
現実は最悪。
でも、心は誠実。
いつもは、そんなことは幻想で、
現実なんてどうしようもなく失望してばかりいる僕だけど、
でも、この本を読んでいると、いや、子供に読み聞かせながら
音読していると、自分自身の声が、自分に問いかけ、
自分に語りかけてくる。
「お前はガブで、お前はメイだ」って。
だからかな。
何度も読み聞かせしてしまう。
子供に聞く前に、自分が、
「あらしのよるに、読もうか」
と、強要してしまう(笑)
自分の、いや、人間の弱さと強さ。
その両方と向き合わせてくれて、
それでいて、何回読んでも、ハラハラドキドキさせてくれる。
黙読したことは一度もない。
だって、読んで聞かせたいから。
声に出してオオカミのガブを、やぎのメイを、
演じてみたいから。
そう、演じてみせることで、
子供に演技を魅せることで、
自分を見つめてみたいと思ってしまうから。
僕は、偉そうに言える立場じゃないけど、
一つだけ、僕の哲学がある。
それは、
「学びとは、自分を知ること」
ということだ。
話は大きくそれてしまうけど、僕は寅さんが大好きだ。
寅さんとは、山田洋次監督作品「男はつらいよ」の主人公、
故渥美清が演じる、車寅次郎のことだ。
ご縁があって、僕は「寅さん会」なるものにも参加している♪
(寅さんくらぶ)
その作品の中に、こんなシーンがある。
ちなみに後述する「満男」とは、寅さんの最愛の妹「さくら」の息子だ。
まずは、そのシーンを垣間見てもらいたい。
満男 「じゃ、何のために勉強するのかな?」
寅 「え、そういう難しい事は聞くなって言ったろう。つまり、あれだよ、ほら、人間長い間生きてりゃいろんな事にぶつかるだろう。な、そんな時、俺みてえに勉強してない奴は、この振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがないな。ところが、勉強した奴は自分の頭で、きちんと筋道を立てて、はて、こういう時はどうしたらいいかな、と考える事が出来るんだ。だからみんな大学行くんじゃないか、そうだろう。」
第40作 「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」
1988年12月公開
マドンナ:三田佳子 (女医 真知子)
ロ ケ 地:長野県(小諸市、松本市)、長崎県(島原市)
そう、「学ぶ」とは、自分自身を知ること。
山田洋次監督は、寅さんというフーテンを通じてさえも、
「学ぶ」とは自分自身を知ることなのだと
教えたかったのだろうと思う。
だからと言って、いきなり難しい哲学書や、
「学ぶとは何か?」
というような教育書を読んだところで、
眠くなってしまうのがオチだよね。
僕だって、そんな野暮なことは言わない。
だからこそ、だ。
この「あらしのよるに」をオススメするわけです。
この本は、読めば読むほど、
そして声に出して読めば読むほど、
自分と向き合わせてくれる本なんだ。
絵本だから、ましてやメジャーな絵本だからと言って、
侮ってはいけないよ。
この本は、最高だ。
最高に感動し、ドキドキハラハラし、そして哲学できる。
そんな本なんだから。
ぜひ、読んでみて欲しいと思う。
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