
本の森042 「経済人の終わり」P.F.ドラッカー著 上田惇生訳(ダイヤモンド社)
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Read More世界には、物語が必要だ。
聖書、古事記、ギリシャ神話をはじめ、
世界は神話(物語)に満ちている。
国をまとめ、人心を掌握するためにも、
物語は必要不可欠だ。
僕たちは物語に魅せられ、
物語に癒され、慰められる。
物語に勇気を得て、
自分もまた新たな物語を紡ぎたいと願う、
それが人々が抱く夢や希望となる。
「Star Wars 最後のジェダイ」を観た。
全ての作品を観ているのだけれど、
これらの作品の持つ「神話性」に、
僕たちは惹かれてしまう。
世界中の神話、そして誰もが知っている、
ハリウッド映画の傑作たちもまた、
類似する構造を持っていると言う。
この本を読むと、唸らされる。
確かに僕たちは、同じような構造の物語に感動し、
心を動かされているように思う。
知らず識らずのうちに、自分の人生も、
そのような「物語類型」に重ね合わせて生きている
のかもしれないと思わされる。
そう、僕たちには物語が必要だ。
よくも悪くも、僕たちは物語に支配されているから。
小説家、村上春樹は言った。
悪しき物語に取り込まれないようにするためには、
たくさんの物語に触れ、物語世界と現実世界を、
何度も行き来する体験を持つことが必要だ、と。
世界に潜む闇、暴力、権力、欲望たち…
そんな世界の暗部に侵食される時、
そこには必ず魅惑的で誘惑的な物語がある。
そんな物語に取り込まれてしまわないように、
暗黒面に支配されてしまわないようにするためにも、
僕たちはこれからも、たくさんの物語に触れ、
現実と物語の区別や分別を学ばなければならない。
多くの物語を読み解き、物語の持つ負の魔力に
取り込まれてしまわないためにも、この本は
とても有効だ。
2017年の最後に、あなたを守るための「武器」として
この本をお勧めしたいと思う。
よいお年をお迎えくださいませ!
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