本の森005 君たちはどう生きるか 吉野源三郎(ポプラポケット文庫)

この本は、自分の意思を持つことの尊さを教えてくれる!

作者は言う。
まず肝心なことは、
いつでも自分がほんとうに感じたことや、
真実、心を動かされたことから出発して、
その意味を考えていくことだと思う。
君がなにかしみじみと感じたり、
心の底から思ったりしたことを、
少しもごまかしてはいけない。
(「君たちはどう生きるか」より引用)

 

自分の意思を持つことは尊い。
人間に与えられた、
人間にしかできない素晴らしいチカラ、
それが、自分の意思を持つということ。

しかし、自分の意思を持つことはとても難しい。
間違いを犯した時、後悔してしまいそうな時、
自分に正直になるのが怖い時、
人は自分の意思を放棄する。

神様がくれた
たった一つの自分自身の声を聞くことをやめてしまう。
だからこそ、
自分の意思を持つことは難しいけれど、尊いのだ。

少年時代の純粋無垢な心で
この本と向き合うことができるなら、
かつての自分にそっと教えてあげたい。

「自分の心に感じたことを信じなきゃいけないんだ」と。

私たちは、人間らしく生きているだろうか?

 

作者はまた言う。
ぼくたちは、
自分で自分を決定する力をもっている。
だから、あやまりを犯すこともある。
しかし…
ぼくたちは、
自分で自分を決定する力をもっている。
だから、
あやまりから立ちなおることもできるのだ、と。
(「君たちはどう生きるか」より引用)

 

私たちは、どう生きるのか?
ほんとうにほんとうに、素敵な本、
大切にしたい本です。

 

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