本の森027 となりのトトロ 宮崎駿(スタジオジブリ)

休日なので、たまにはDVDも紹介しますね♪

僕たち大人は、絶対に人の可能性を諦めちゃダメなんだって、教えてくれる作品だと僕は思う。

忘れちゃいけない「純真さ」を思い出させてくれる。
忘れちゃいけない「原風景」がここにある。
無くしちゃいけない「心」があるって教えてくれる。

僕たちは、失う。
得ることよりも失うことの方が多い、
それが生きるってことだと思っている。
だからこそ、失ったものを思い出すことは、
ほろ苦く懐かしく、そして愛おしい。

でも、本当は、僕たちは失ってなんかいない。
僕たちの心の奥底には、すべての経験や感じた感情、
苦しみも切なさも、喜びも楽しさも、
記憶として残っているはずなんだって、思ってる。

この映画と同じ経験なんて、誰もしたことなんてない、多分。
でも、なんだか自分も経験したことがあるように感じる。
完全に架空の物語だってわかっているのに、
なぜだか懐かしい記憶のように感じさせられる。

 

それはきっと、僕たちの誰もが、
「何もかもを受け入れることができた時代」
「何もかもを信じることができた時代」
を生きた記憶を持っているんだってことを、
教えてくれるからだと思う。

景色は変わり、時代は変わり、街が変わり、故郷も変わる。
でも、変わらないものって、ある。
変わらないものを、変わって欲しくないものとして描く、
そんな魔法のような作品を創造できる人が、
僕にとっての宮崎駿監督だと思っている。

マルコだって、コナンだってそうだ。
数え上げればきりがない。
宮崎監督は、僕にとってのゴットファザー、
いや、どちらかというとゴットマザーかな。

でも、やっぱりこれだ。
となりのトトロだ。

難しいことはあえて書かない。
評論じみた言葉もいらない。
とにかく、何百回も観てる。
でも、飽きたと思ったことは一度もない。

今日も、明日も観たい作品、それがトトロだ。

人間は、本当は誰もが優しさを持ってるんだ。
人間は、誰だって、本来は魅力的だったんだ。
だから誰だって、可能性を諦めちゃダメなんだ。
僕たち大人は、人を諦めちゃダメなんだって、
教えてくれる作品だと思う。

観たことがない人は、観て欲しい。
特に、リーダーや経営者には絶対に観て欲しい。

僕は、心から言いたい。
宮崎監督、トトロを創ってくれてありがとう、と。

 

次回宮崎作品を紹介するときには、
ナウシカについて紹介しますね!

となりのトトロ [DVD]

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