本の森037 季刊「地域」現代農業(農山漁村文化協会)

何故だかいつも勇気を貰える。
だからもう3年以上、定期購読している雑誌です。

こんな言い方をすると叱られそうだけど、
日本の田舎の小さな村で、静かに革命が起きてる。
生きるための、農業を楽しく続けていくための、
イノベーションが起きてる。

自分たちの暮らす場所は、自分たちで守る。
自分たちの仕事を自分たちで考える。
自分たちで工夫し、自分たちで楽しむ。
自然とともに、より善く生きるために…。

ドラッカーは言った。

優れたリーダーは、“私”とは言わない。
意識して言わないのではない。
“私”を考えないのである。
いつも、“われわれ”を考える。
(ドラッカー名著集(4)『非営利組織の経営』)

 

 

いいこと言うなー!
とか思っていたけど、この本を読むと、
「そんなの、あたり前じゃん」
って、シンプルに感じさせられる。

だって、一人で生きてるわけないからね。
私ではなく、われわれだって!?
そんなのあたり前だよ。
って、言われている気がしちゃう。

でも、僕たちの「暮らし」って、
本当はこうでなくちゃダメじゃん!って思う。
助け合って、支え合って、譲り合って、
みんなで考えて、みんなで楽しんで、
そして、みんなで豊かに生きていく。

この本は、そんな「豊かな工夫」に溢れている。
これこそ、生きたイノベーションだ!
ささやかだけれど確かな「試行錯誤」だ!
創意工夫の宝石箱やー(笑)

小さな気づきと小さな工夫が集まれば、
大きな大きな智恵の輪になる。
僕たちの未来に、迷ったり悩んだりして、
立ち止まってしまっている僕たちの毎日に、
勇気と希望を与えてくれる本だと思います!

ぜひ手にとってみてください。

季刊地域(31) 2017年 11 月号 [雑誌]: 現代農業 増刊

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